自然葬の一つ樹木葬ができる仙台の寺院
遺骨はどこにでも好き勝手に埋めることはできません。
法律できちんと定められている方法に従って埋葬する必要があります。
そこで多くの人が墓地に墓石を設置してその中に納めるわけですが、墓地に納めなければならないと法律で定められているわけでもありません。
そこで最近は注目されるようになってきているのは、自然葬と呼ばれる葬送の形式です。
これはその名の通り、遺骨を従来のように墓石の中に納めるのではなく、海や山などの自然に還す埋葬方法で、広義では古くから行われていた土葬や鳥葬なども、自然葬に入ります。
宮城県黒川郡にある臨済宗妙心寺派の御寺禅興寺では、この自然葬のうちの一つである樹木葬を行うことができます。
樹木葬というのは、埋葬場所の目印として墓石の代わりに樹木を墓標とします。
この樹木葬を選ばれる方の理由は、「墓石よりも花や樹木に囲まれて自然に帰りたい」とか、「お墓を継承する者がいない」などが多く、禅興寺でも近年とても増えているのだそうです。
海に散骨するのも人気がありますが、その場合遺族がお参りすることができなくなってしまいます。
その意味では、同じ自然に還るにしても、何か墓標があったほうが後々良いと思われます。
禅興寺で樹木葬を希望する場合、宗教・宗派を問わずどなたでも申し込むことができます。
通常の墓地と同様に、美しい木々に囲まれた七ツ森の中の指定された墓域に埋葬します。
その際に周辺の樹木の周辺に埋葬することもできますし、新たに植樹することも可能です。